長男の卒業式

昨日は長男の輪島市立町野小学校卒業式でした。

震災以降、2ヶ月半振りに同級生たちと再会しました。


たった8人の同級生。

ほとんどが赤ちゃんの頃から同じメンバーで同じ保育園を卒園し、

一緒に進級を重ねてきた仲間たち。

子供はもちろん、親同士も本当に仲良かった。


3学期はそれぞれ避難先の学区の小学校にバラバラに通っていましたが、

卒業式はやっぱりこの8人揃って町野小学校で!

との先生方と各家庭と輪島市の強い思いでこの日を迎えられました。


本当に素晴らしい卒業式でした!

先生方も被災者で地元に残って不便な生活を続けておられます。

その中で、今できる精一杯の気持ちで6年生を送り出してあげようとの思いが充分に感じられました。


たった数時間の再会でしたが、

息子にとっても私たち親にとっても一生忘れられない思い出になりました。


息子たちは孤立状態から脱出した1月5日以来の能登帰郷。

2ヶ月ぶりの我が家と近所の風景を見て、

「ここは全然変わってないね」


でも、能登に向かう道中の道路状況や避難所の環境変化には驚いていました。


我が家は来週、静岡県浜松市に転入します。

息子たちは浜松市内の小中学校に入ります。


息子たちには約束しました。

・高校卒業までは毎年能登に連れて行く。

・必ず年一回同窓会を開く。


生まれ故郷を忘れないように。

復興、そして新しい町作りに向けて頑張る能登の姿を見届けようねと話をしました。


私はまだまだ能登に通い続けますが、

息子たちが次、能登に来るのは1年後。

その頃にはこの住み慣れた家も解体して更地になっているかもしれない。

最後に記念撮影して、お礼を言って家とお別れしてきました。